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2012.03.18 12:28|歌パロ


それは8月15日の午後12時半くらいのこと―――



夏の暑くて眩しい陽射しが、公園にいる僕と君を照らす。
額に汗をかき、でも僕たちは何もしないまま、ただブランコに座ってだべっていた。

「でもまあ、夏は嫌いかな…」

自身の膝のうえで眠っている黒ネコをなでながら、彼女がふてぶてしく呟いた。

「えっ、なんで?」

僕が聞いても、彼女は何も答えなかった。
そのとき黒ネコが突然彼女の膝から逃げていった。

「あ…ちょっと待って…」

黒ネコは彼女の言葉を聞かず、公園の門の外に出ていった。

「ダメよ…そっちには道路があるのに…」

僕も彼女とネコを追った。
道路の車は、みな赤信号で止まっている。
ネコが渡り終えると同時に、彼女が道路へ飛び出した。


ちょうどその時、赤だった信号がその色を変えた。


バンッ!!


何とも言えない鈍い音とともに、自分の目の前が真っ赤になった。

「おい、大変だ!!女の子がトラックにひかれたぞ!!」
「早く救急車!!」

嘘のような出来事を前に、彼女の血飛沫とにおいに口を押さえて、しゃがみこんだ。


『うそじゃないぞ』


最後に僕が聞いた声。
なんだか笑っているように思えた。



8月14日の午後、時計の針は12時過ぎを指していた。
僕はベットの上にいて、やけにうるさい蝉の声が聞こえた。



「昨日さ…変な夢見たんだよね…」

君が死ぬ夢を――――


僕は同じ公園で彼女と話ながら、昨日見た夢を思い出した。

「へぇ…そうなんだ…」

夢と同じように、彼女は黒ネコをなでながら呟いた。

「もう…今日は帰ろうか…」

僕がいきなりそう言うと、彼女はびっくりして、立ち上がった。
同時にネコは彼女から逃げていったが、無理やり彼女の手を引く。


怖かったから
夢と同じようになってしまうのが


公園の門を出ても、車は何も来ていなかった。
ほっとして、彼女の手を話す。

そのとき、周りの人がみな上を見上げて口を開けていたのに僕は気づかなかった。


ドンッ!!


落下してきた電柱が、僕の目の前で彼女に突き刺さっていた。

「キャアアァァァ」

周りの人が次々と悲鳴をあげる。
僕の体に彼女の血が飛び散った。


ああ、まただ…
また僕は夢を見てるんだ…
そうに決まってる


僕はピクリとも動いていない彼女に近づいた



『夢じゃないぞ』


どこかで聞いたことのある声がした。
僕の目の前に、ゆらゆらとゆれる何かが現れ始めた。
それは、だんだんと人の形になっていき、口元のところが笑っているようだった。


あれは…僕…?

僕のカゲロウ…?



やっとわかった

バンッ!!


僕と彼女は・・8月14日と15日のループのなかにいるんだ。
この中にいる限り、彼女は事故で死に、それが永遠に繰り返される。

「そんな・・なんで・・」

だから、このループを終わらせるためには

「大変だ!!男の子がひかれたぞ!!」

僕が彼女のかわりに死んだらいいんだ



「そんな・・なんで・・なんで、あたしのかわりに・・」

彼女が泣いている向こうがわで、僕のカゲロウが言葉を失っている。

「ざまぁみろ・・」

カゲロウに向かって笑いながら言葉を投げつけると、僕は目を閉じた。
その前に一瞬だけ、僕のカゲロウの後ろにもう一人の彼女が見えたような気がした。



8月14日

「また・・・ダメだったよ・・」

ベットの上で膝の上に黒ネコを抱きながら、少女がつぶやいている。


そんな姿を少女の部屋の窓の外から、カゲロウが笑いながら眺めていた。

END


やあっと終わったよー
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2011.12.10 22:28|歌パロ



「やあ、いい子にしてるかい?
パパとママは今フランスにいるんだ。
今週もまた帰れそうにないから、プレゼントを送っておくよ。パパとママが居なくても…―――――」


電話からの声が無音の部屋に響く

ベットに埋めていた体を起こし、立ち上がって電話の前に立つと、“消去”のボタンを押した




「パパ、ママ。お休みなさい。」





~Romio&Cinderella~





人形に花束、綺麗な洋服に帽子

それらはみんな、ピンクのリボンをかけられたプレゼントの包装紙から飛びだし、床に散らばっている。

テーブルにある、ママが作ってくれたであろうキャラメルを1つ摘まむと、少しむせかえった。


「ママの作りお菓子ってすごく甘いのよね…」

「だからだね。君が苦いものがまだ嫌いなのは…」


背中から伝わった冷たい感触。

それが愛しい人からの物だとわかると、自分の首に回された手をギュッと握った

「パパとママは今日も君をおいて外国…さて、今日はどこまでいけるかな…」



月明かりだけが照らす暗い部屋

守る人なんて今日はいない家のなか、二人でベットに腰掛け強く抱き締めあう。

いつからだろうね、私がいい子じゃなくなったのは


「旦那様と奥様はどう思うだろうね…。使用人である僕とお嬢様である君が、こんな関係になるなんて。」

「そうね…パパはあなたのこと、嫌いみたいだし…」


首筋に走った痛みが、そこに真っ赤な華を咲かせる

噛みつかれたって、何をされても、好きになってたのは私のほう


だから…



「ここから…連れ出して」



「えっ…?」

彼の体がピクりと動いた。

「私とここを出て。一緒に逃げましょう」

彼の体を押し、ベットから起き上がった。



「本気なのか…?」

「ええ、本気よ。
あんなプレゼントに私の幸せなんてなかった。
あれは私を縛るただの首輪よ。」


しばらくの沈黙。


「君とはなんでこうも話があうんだろう」

「えっ…」

「これ」

彼が私に小さな青い箱を差し出した。

「おとぎ話にもあっただろう?あんな大きな箱より小さな箱に幸せはあるんだよ」


…―――――――



「家に帰るのはいつぶりだろうね」

「そうね、あなた。あの子いいこにしてたかしら?プレゼントにフランス製のバック送ったのに、電話もなかったのよ。」

「ははは。まあ、家に帰ればわかるさ。」


「やっぱり家は落ち着くな」

「あなた!!あの子がいないの!!」

「な…なんだって!?」


「家中探してもいないのよ!」

「そんなバカな…。ん?なんだこんなとこに・・手紙か・・?」




パパとママへ
私は今から遠くに行くの。パパとママが叱るほど遠くに。
今日からは、自由なとこで愛する人と生きていくわ。
さようなら
せいぜいいい夢を見て頂戴


「あなた…手紙と一緒にこんな物が…」

「なんだこの箱は?指輪をいれる箱じゃないか…」






「パパとママ、もう気づいてるかしら?」

「おそらくね。さあ…これからどこに行こうか?僕のジュリエット。」

「そんな…ジュリエットじゃ、悲劇のヒロインになっちゃうじゃない…」

「そう言えばそうだね。じゃあ…シンデレラならいいだろ?」

「それならいいわ…。私達はロミオとシンデレラってことね。」



左手の薬指にある指輪がキラリと光った。


この人なら、どんなことがあっても大丈夫



そんな気分よ


END



久々の歌パロです。
てゆうか、最後会話文多し!!
低クオか勘弁してくださいな(泣)


2011.07.07 00:12|歌パロ

時は江戸時代
円尾坂と呼ばれるところの片隅に小さな仕立屋があった。
「頼まれた着物だね。毎度ありがとう。」
そこを営むのは、近所でも評判の若い女主人だった。
気立ては良く、何より確かな腕のある娘だった。
しかし、そんな娘にもたった一つ悩み事があった。

「ただいま。」
店での仕事を終えると、娘は縫い物をするために自分の部屋へと戻った。
部屋の灯りがついていないのに気づくと娘は重いため息をついた。
実は、彼女には将来を誓いあった夫がいた。
しかし、この男がとんだ浮気者。
他の女のところに入り浸り、家に帰ってきやしない。
「今日もまた帰ってない…。だけど、仕事は頑張らなきゃ。」
悲しみを抑え、娘は仕事を始めるために鋏を研ぎだした。
亡くなった母の裁縫鋏は、研げば研ぐほどよく切れるのだ。


今日も町はいつもの通り。娘は刺繍糸の買い出しのために大通りへと出かけた。
「穏やかで平和な日常だわ。あら…あそこに見えるのはあの人…。隣にいるのは女かしら?」
大通りでは夫と女が、仲むつまじく歩いていた。
赤い着物がよく似合う美しい女だった。
娘は二人の姿に堪えられず、早々と店に戻ってきた。
「私という者がいながら…。だけど…仕事はがんばらなきゃ。今日は着物の縫い直しだったわね。」
頬を涙で濡らしながら、鋏を片手に娘は仕事にせいをだす。


「おい、聞いたかい?このあたりで事件があったらしいぜ。」
「可哀想に…誰かが殺されたんだと。」
「物騒なことだな。」
娘はこの日、頼まれた縫い物を届けるために外へ出かけていた。
「何だか不穏な空気だわ。あら…橋の前にいるのは、あの人。…隣の女はいったい誰?」
何かあったのか、夫は落ち込んだ様子だった。
そんな夫に寄り添うのは、緑の帯が似合う髪の美しい女だった。
娘はくるりと向きを変え、その場を立ち去った。
「あんな女が好みだったのね…。だけど、仕事はがんばらなきゃ。今日は帯の修繕だったわね。」
目を赤く腫らしながら、鋏を片手に娘は仕事にせいをだす。


「また事件があったのか?」
「次も誰かが殺されたらしいよ。」
娘が気晴らしに出かけたかんざし屋では、そんなことを話していた。
「にわかに騒ぎがしいわね。あら…あそこにいるのは、あの人。…隣の女はいったい誰?」
店の中で夫は、女に黄色のかんざしを買い与えていた。
付き合うには年端もいかない幼い少女だった。
気晴らしに出かけたはずなのに…。
娘はかんざし屋をあとにした。
「あんな女の子に…いったい何をしようというの?本当に見境がない人ね…。だけど、仕事はがんばらなきゃ。」
娘は鋏を手に取った。
「あら…?鋏の色、こんなだったかしら?」
娘は今日も仕事にせいをだす。


「ようやく仕事も一段落したわ。」
肩を落とした娘は店を閉め、部屋へと戻った。
当然ながら、灯りはついていなかった。
「やっと仕事も片付いたのに…。いいわ。会いに来てくれないのなら、こちらから会いに行きましょう…。」
娘はタンスから着物を取り出した。
「あなた好みの女になって会いに行くわ。」
赤い着物に、緑の帯、黄色のかんざしを頭にさして….。
「そうよ…みんなあなたのためにやったこと。あの人…綺麗って言ってくれるかしら?」
娘は部屋をでた。
その手には、裁縫鋏が握られていた。



「大変だー!!また、事件が起こったぞ!!」
「今度は男が殺されたんだ。」
「これで、あそこの家族が全員殺された…。」


「妻は美しい方だったな。」
「長女は髪の毛がとても魅力的だったわ。」
「次女はまだ幼い女の子だったらしいじゃないか。」
「夫は家族思いで、真面目なやつだったよ。」


「そう言えば、知ってるかい?その夫が殺され理由。」
「えっ、なんだい?」
「噂なんだけど、夫はどこかの女につきまとわられていたらしいぜ。
自分があたかも、夫の妻のように振る舞ってたそうだ。本当の妻と娘たちははそいつの嫉妬から殺されたんだ。
現に、妻の着物も長女の帯も次女のかんざしも盗まれている。 」

「おっかねぇ女だ。なぁ仕立屋の女将。」
「そんなことがあったの?まったくね。」
「仕立屋の女将を見習えってもんだ。」
「ありがとう。じゃ、私はこのへんで。残りの仕事がんばらなきゃ。」




部屋の奥で、娘が鋏を研ぐ音が聞こえる。

以前の姿はどこへいったか。


赤く染まった裁縫鋏は、研げば研ぐほどよく切れるのだ。


fin


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2011.02.01 00:29|歌パロ
高い窓から日の光がはいりこみ、白いシーツを照らす
すぐにカーテンを閉め、一人ベットにもぐりこんで泣いていた

朝日が嫌いで、すべてを浄化されそうな気がして、朝がくると不安になった


「だいじょうぶだよ」


それだけ言って、あなたは私を抱きしめた
子供のように顔をうずめ、彼だけを感じるように必死に背中に回した腕に力をこめる
ふと、首筋に冷たい感覚が走った
キスをされたわけじゃない
これはきっと、



あぁ、そうか・・・・・あなたも泣いているのね・・・・・・・・




夜になって二人の世界が現れる
首にに赤々とした刻印を刻みつけあいながら、彼は口をひらいた


「まちがいなんてないんだよ。たとえ周りがなんと言おうと・・・・
僕は君だけを愛してるから」


抱きしめられて、キスされて、束縛されるのが快感に変わっていく瞬間だった


「愛しているなら・・もっと執着をみせて・・」

「・・わかったよ・・・・・いつからだろうね、おかしいのがたまらなく好きになったのは」


笑みを浮かべて言ったその顔
絡み合う指先
枯らした唇

すべて許されないことなのに
お互いにそれを求め合うの心が私たちを繋ぐ赤い糸


「もう戻れなくていい・・・・ずっとそばにいて・・・」


首の刻印が、まるで鎖のように二人を縛る

二度と昔には戻れない、けど

決して離れることはない



ランプの明かりを消して、完全な二人の世界をつくる

その中で抱き合う二人はまるで、互いに引き寄せあうマグネットのようだった







ミク&ルカのマグネットです。
100%妄想です。
愛してはいけない人を愛してしまったみたいな・・・

ごみんなさい
12時半クオリティーだから許して
2010.11.29 20:50|歌パロ
「もう遅い!!」

待ち合わせから5分しか経ってないのに、遅刻扱いですか!?

「だから、ゴメンって…。」
「待たせるなんて論外よ!!何してたの?」
「ただ、電車が遅れただけだってば!」
「ふぅん…。なら、いいわ」
あぁ良かった。
俺のお姫様はなんでいつもこうなんだろう…。

「ねぇ!私の話ちゃんと聞いてる?」

あっ…ヤバい

「ゴメン、何だっけ?」
「だから、私今日いつもと違うでしょ!」

うわ…でた。
お姫様の三ヶ条。

「あ…ああ!!髪型!!今日少し巻いてるだろ!」

“その一、いつもと違う髪型に気づくこと”

「そうよ!それともう1つ!」
「靴だろ!?その色のやつ見たことねぇし。」

“その二 ちゃんと靴まで見ること”

「正解。あ…あと…」
「…?あと…なんだよ?」
「な…何でもない!!あっ、今日遅れてたかわりに何か買ってきて!甘いものが食べたい。」
「はいはい、お姫様」

“その三 お姫様の一言には3つの言葉で返事すること”

あのわがまま治らないかな?
まぁ、そんなとこも好きだけど。



「早くしてよ!!」
「ちょっと待っとけ。今そっち行くから。」
「もう!急いで!」
「うわっ!!バカ、飛び出すな!」

ギュッ

「ええっ!!」
「お前車にひかれるぞ。危ねぇだろ。」
「あっ…ゴメン」
「ん…ほらよ、クレープ 」
「ありがと…」

「そっちのが危ないんだから…」
「へっ?なんか言った?」
「言ってない!!」
「あっそ。」




今日もかわいい


世界で一番お姫様
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プロフィール

よろづや

Author:よろづや
『MIGNON=ミニヨン』
フランス語で❝かわいい❞❝愛らしい❞の意味


よろづや
年齢:19歳
性別:女子
職業:大学1年生
誕生日:6月16月

    

~FAVORITE~
*JUJU            
*絢香           
*PADWIMPS 
*サカナクション        
*ボーカロイド(鏡音兄弟!)
*進撃の巨人
*黒子のバスケ
*お笑い(NON STILE,ライセンス・・・書ききれない!)
*松田翔太さん
*児玉益美さん
*森ガール、レトロ、シンプルでかわいいもの



オリジナル小説、歌パロ、替え歌などなど

MIGNONへようこそ!!!

    



 

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